ザンビアとまと日記

ザンビアで青年海外協力隊。男性看護師。現職参加。感染症、エイズ対策。具体的には結核対策。チパタ郡保健局配属。生存報告とザンビア情報、たまに愚痴。トマトが大好き。

青年海外協力隊2017年秋募集に合格。職種は感染症・エイズ隊員。看護師として現職参加。 2019年1月~2年間活動予定。

白人(ムズング)と言われることについて

ザンビアに来て3ヶ月。

 

生活には慣れたけど未だに慣れないことが1つある。

 

それが現地でのムズングと言われることやチョチョリと言われることについて。

 

ムズングとは現地語で「白人」のこと。ちなみに英語はチズングというので「白い人の言葉」ということだろうか。

 

チョチョリは中国人を表す言葉でどちらかというと馬鹿にしてる意味合いが強い。

 

アフリカに中国人がどんどん入ってきて経済を握られているため、あまりいいイメージは持っていないらしい。

 

それにそのような言葉を使ってくるのは、どちらかというと教育レベルの低い人に多い気がする。単純な興味から声をかけている人は可愛いものだが、悪意を持って声をかけてくる人もいるのが悲しいところ。

 

反感を持たれない程度に対応するが正直疲れる‥.無視することで石を投げられたという事例もあるみたいなので軽く見てもいられない。

 

マイノリティの気持ちがよくわかっていい経験になっているが、なぜこのようなことを言うのかということを自分なりに分析してみると

 

  1. 経済的に恵まれている白人へのひがみ
  2. 元から相手を馬鹿にすることに抵抗がない(こちらの笑いは相手を馬鹿にする笑いも多い)
  3. 体格がそれほど良くないアジア人を下に見ている
  4. 相手の感情への想像力の欠如

 

などがある。

 

特に最後の項目については、ザンビアの人と話していて日本人が普段相手の気持を推し量って如何に行動しているかを特に感じる(忖度というか、空気を読むというやつだろうか)

 

もちろんザンビアの人にも礼儀や、マナーといったものはあるのだが感覚の違いを感じることが多い。

 

物の貸し借りや時間に関しては特に曖昧なことが多く、これはおおらかな気性やいつも楽天的で幸せそうといった良い点もあるが反面ルーズさもある。

 

特に家族や友達といった関係において、個という概念が薄く他者との境界が曖昧な気がする(家族や友達のものは相手の許可なく勝手に使ってもいい。など)

 

日本の常識はここでの非常識ということを常に忘れないようにしないといけない。

 

自分の考えていることと相手の考えていることは常に違う、だからこそ日頃のコミュニケーションを大事にする。


差異を認めつつ共通点を懸命に探していく姿勢が理想。

 

しかし文化が著しく異なり共通点が無い場合には、時には話し合っても理解できないこともあるということを知っておくことがグローバル化していく現代では必要なのではないかと考える。

 

 

 

こういったことを最近考えている。